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群れる事の強さ

新撰組は「壬生の狼」と呼ばれ、群れを成す事で強さを誇示していたとも思えます。後ろだてがあっての強さは群れを成す事で自分たちは強いと思うような人も中にはいたかもしれません。 ただ、武術が強いだけでは「人」として強いと言えるのかわかりません。当然ですが、浪士の集まりで結成されたので脆さもあり内部抗争によって仲間を粛清した事もあります。 群れる事で、強いと思う事はこの時代には合っていなかったのではないかと思えてきます。

群れ方の変化

新撰組の局長が近藤勇になってから群れ方にも変化が生まれていったとも考えられます。以前の新撰組は荒くれ者の集まりのようにしか思われていなかったのを少しでも見方を変えさせる事ができたのは、近藤の人としての強さなのではないかとも思います。